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火災、津波に負けず4度目の開店 陸前高田のジャズ喫茶が27日復活

開店準備が進むジャズ喫茶の店内

 東日本大震災の津波で流失した岩手県陸前高田市のジャズ喫茶「h.イマジン」が、かさ上げした市街地で再建を果たした。27日の開店を前に店主の冨山勝敏さん(78)は「全国のジャズファンをまちに呼び込みたい」と胸躍らせる。
 新店舗は木造2階で延べ床面積は約100平方メートル。店内は赤とオレンジ、黒を基調に、往年の名奏者の写真パネルを飾った。冨山さんは「古くて新しい店のイメージにぴったり」と語る。
 震災後に全国のジャズファンが寄付したレコード約3000枚、CD約1000枚をそろえ、コーヒーや紅茶と共に上質の音楽を提供する。
 冨山さんは会社員を定年後の2003年に東京から移住。大船渡市でジャズ喫茶を始めたが火災で焼失してしまった。
 陸前高田市の旧高田町役場を改装して10年末に開店した2代目店舗は、3カ月足らずで津波に遭った。
 12年3月に大船渡市で仮営業となる3代目店舗をオープン。4代目となる新店舗は、譲り受けた古いピアノを置き、ジャスの生演奏もできる広さを確保した。
 「来店をきっかけにして周辺に足を運んでほしい」と店内には観光パンフレットも備える予定だ。
 営業は午前9時〜午後10時で不定休。27〜29日はオープニング記念のホームパーティーを開催し、通常営業は10月1日から。連絡先は冨山さん090(3527)0700。


2019年09月14日土曜日


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