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サーフィンで魅力発信 南相馬で市民発案ツアー第1弾

室原さん(左)からサーフボード製造過程を学ぶツアー参加者

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で人口が減少した福島県南相馬市の資源を生かし魅力を発信しようと、市民が自ら発案したツアーが市内で行われた。本年度の第1弾は「一緒に東北のサーフタウンを作ろう!」。サーフボード製造工場を見たり、サーフィンを体験したりして未来像を探った。
 地域おこし協力隊として今春、南相馬市に移住した岐阜市出身の船江悠太さん(29)が提案。7、8日にあったツアーには首都圏や大阪府などから22〜49歳の9人が参加した。
 同市小高区のサーフボード製造会社「MSP」では、国内に4台しかない製造機による実際の工程を見学。職人の手業からコンピューター利用設計システム(CAD)に切り替わった歴史などを学んだ。
 原発事故に伴う避難指示の解除前にMSPを再開させた室原真二さん(51)は「サーフィンはスポーツの中でも難しいが、立って乗れたらその感動はひとしお」と挑戦を勧めた。
 一行はウエットスーツ製造会社でコースター作りに挑んだ。同市鹿島区の海岸で指導を受けながら実際にサーフィンも楽しんだ。
 会合では「浜に『海の駅』があればいい」「市内の空き家を活用できないか」などのアイデアが出た。船江さんは「外部の視点を生かし、サーフタウンづくりの事業化計画をまとめたい」と話した。
 ツアーは国の交付金を活用した市移住促進加速化事業の一環で、昨年度スタートした。インターネット投票で上位3案を選び、参加者を募って実践している。


2019年09月14日土曜日


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