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<ベガルタ>5戦ぶり白星 永戸演出 シマオマテ勝ち越し弾

後半8分、勝ち越しのヘディングシュートを決める仙台・シマオマテ(左)(小林一成撮影)

 洗練されたセットプレーがジンクスを打ち破った。仙台はJ1、J2通算で1分け8敗の厚別で右CKから2点を奪って快勝。受け手と出し手が意図を完璧に共有し、5試合ぶりの白星を手繰り寄せた。4連勝と波に乗った6月をほうふつとさせた90分だった。
 マンツーマンで守る札幌に対し、中央で密集した複数人が一斉に動きだしてマークを乱した。緻密な作戦を可能にしたのは永戸のキックに他ならない。「ジェイ選手を越えた所を狙った」とピンポイントで蹴り込んだ。後半8分にシマオマテの勝ち越し弾、後半40分にもハモンロペスのダメ押し点を演出。渡辺監督は「日を追うごとに鋭さを増している」と絶賛する。
 CK獲得にもつながった計12本のシュートを放った攻撃のリズムは、的確な守備から生みだした。技術に秀でたチャナティップは富田がマンマーク気味に監視し、後半には兵藤、ジャーメインを相次いで投入して相手の布陣変更に対応。失点こそしたものの、浴びたシュートは5本だけだった。
 今季苦手のアウェーで2勝目を挙げ、降格争いからの脱出に弾みをつけた。「練習の成果。全員が強気で勝つ気持ちを表せた」とシマオマテ。連動した攻守の先には磨きをかけたセットプレーがある。新たな強みを手にし、上位進出に望みをつないだ。(斎藤雄一)


2019年09月15日日曜日


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