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<秋季高校野球>宮城県大会開幕 仙台三、東陵との延長戦1−0で制す

東陵―仙台三 4安打完封した仙台三の主戦千葉康

 第72回秋季東北地区高校野球宮城県大会が14日、開幕した。石巻市民球場、仙台市の楽天生命パーク宮城で1回戦5試合があり、仙台一、仙台城南などが2回戦に進んだ。
 仙台一は仙台に3−2のサヨナラ勝ち。仙台城南は仙台南に6−4で競り勝った。仙台三は東陵との延長戦を1−0で制した。
 15日は両球場と仙台市民球場で1、2回戦8試合がある。

◎仙台三、投手戦制す

 ▽1回戦(石巻市民)

仙台三000000000001−1
東 陵000000000000−0
(延長十二回)

 【評】仙台三が投手戦を制した。主戦千葉康は延長十二回を投げ切り4安打完封。打線は十二回2死三塁、八角が中前に運んで先制し、少ない好機をものにした。東陵は主戦佐藤柳が16奪三振の力投を見せたが、打線が援護できなかった。

 ○…主戦千葉康177球「長かった」 「すごく長かった」。延長十二回、177球を投げ切った仙台三の主戦千葉康は大きく息を吐いて喜びをかみしめた。
 変化球が切れた。大きく曲がるスライダーやフォークボールでカウントを奪い、東陵打線に狙い球を絞らせない。十一回は2死から連続四球で一打サヨナラのピンチを迎えたが、後続をスライダーで三振に仕留めて得点を与えなかった。
 「どの球でもストライクが取れるのは調子がいい証拠」と満足そう。佐々木監督も「あんないい投球は初めて見た」と驚く好投だった。

◎逆転サヨナラ 仙台一に軍配

 ▽1回戦(石巻市民)
仙 台000000002 −2
仙台一000010002x−3

 【評】仙台一が逆転サヨナラ勝ち。1−2の九回、1死満塁で敵失に乗じて追い付くと、2死後に暴投で三走が生還した。仙台は九回に大久保の2点三塁打で勝ち越したが、逃げ切れなかった。

 ○…仙台の大久保主将「力投の鎌田勝たせたかった」 仙台は再三の好機を生かせずサヨナラ負け。大久保主将は「序盤に得点して主戦の鎌田を楽にさせたかった」と悔しがった。
 初回の1死三塁から始まって毎回のように得点圏に走者を送ったが、仙台一・篠村の低めに決まる変化球を捉え切れなかった。九回にようやく大久保の2点打で試合をひっくり返したが、直後の守りでミスが続き逃げ切れなかった。
 先発鎌田は14奪三振の力投を見せていただけに、大久保は「なんとかして勝たせてあげたかった」と悔やんだ。

◎学院榴ヶ岡が18安打19得点

 ▽1回戦(楽天生命パーク)

東北学院榴ケ岡3200446−19
仙台高専名取 0000400− 4
(七回コールドゲーム)

 【評】東北学院榴ケ岡が18安打19得点で大勝した。一回、佐々木の左前適時打などで3点を先取。六回以降も小笠原と石村の左越え3点本塁打などで突き放した。仙台高専名取は4失策と守備が乱れた。

 ○…小笠原、勝負を決める一発 今夏4強の東北学院榴ケ岡が好発進した。勝負を決める一発を放ったのは途中出場の小笠原。9−4の六回、走者2人を置いて逆風を突き左翼席まで運んだ。「追い上げられていたので1点は取りたかった。引っ張る打撃が持ち味だが、本塁打は狙っていなかった」と笑顔だった。
 正捕手だが数日前に左膝を痛めベンチスタートとなった。気持ちよく快音を響かせる仲間の姿にうずうずしていたが、点差を詰められたことで出番が回り、最初の打席で見事期待に応えた。
 試合の前半をベンチで見守り「雰囲気づくりの大切さを実感した。点差、状況に応じた戦い方にまだ課題が残る」と冷静に振り返った。

◎粘る仙台城南9回勝ち越す

 ▽1回戦(楽天生命パーク)

仙台城南002000202−6
仙台南 000220000−4

 【評】仙台城南が粘り勝ち。4−4の九回1死一、二塁で石川の安打に敵失が絡んで勝ち越すと、鈴木の右犠飛で2点差とし、そのまま逃げ切った。2番手高橋陸が4回無失点の好投で打線の奮起を促した。仙台南は四回から救援した高木が最終盤に力尽きた。

 ○…仙台南の主戦高木、力尽きる 仙台南の主戦高木が最後に力尽きた。同点の九回に2点を勝ち越され「スタミナ切れで変化球が甘く入ってしまった」と肩を落とした。
 夏前に右肘を痛めた影響で十分な練習が積めなかった。松木監督は交代も考えたが「高木中心のチーム。もう少し頑張ってもらいたい」と大黒柱に経験を積ませた。
 八回以外は毎回ピンチを背負う苦しい展開だった。マスクをかぶった三田村主将は「投手が苦しい時に自分まで視野が狭くなってしまった。打ち取るためのリードをもっと突き詰めたい」と語った。

◎投打かみ合い仙台商が快勝

 ▽1回戦(石巻市民)

塩 釜00000000 −0
仙台商02000401x−7
(八回コールドゲーム)

 【評】仙台商が快勝した。二回、東海林の中前適時打と大和田のスクイズで2点を先取すると、六回は佐藤の3点三塁打、東海林のスクイズで追加点を挙げた。投げては浜田、斎が零封リレー。塩釜は得点圏で一打を欠いた。

 ○…1年東海林2打点の活躍 仙台商は1年東海林が2打点の活躍。二回1死二、三塁、外角のスライダーに体勢を崩しながらも食らい付いて先制の中前適時打を放つと、六回はスクイズで追加点を挙げた。「プレッシャーはあったけど、何とか投手を楽にできた」と満足そうだった。
 俊足巧打が持ち味。秋の新チーム発足とともにベンチ入りを果たした。「次の試合も勝利に貢献したい」と意気込んだ。


2019年09月15日日曜日


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