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<ツール・ド・東北2019>気仙沼・伝承館ASに初指定 津波の脅威を実感

語り部から津波の状況を聞くライダー=15日午前7時50分ごろ、気仙沼市波路上の伝承館AS

 初めてASになった「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」では、ホタテの炊き込みご飯などが振る舞われた。ライダーたちは、流された工場がぶつかり最上階の4階の外壁が壊れた気仙沼向洋高の旧校舎を目の当たりにし、震災の恐ろしさと教訓を胸に刻んだ。
 東京都千代田区の会社員黒羽美登里さん(57)は「この高さまで津波が襲ってきたとは」と驚いた。東京都中野区の会社員沖田貴史さん(42)は「テレビでは分からない津波の恐ろしさを実感した」と話した。
 屋上から撮影された津波や震災直後の被災した校舎の写真も掲示され、地元の語り部が当時の状況を説明。甲府市の会社員加藤和幸さん(48)は「地元に戻り、震災の脅威をしっかり伝えたい」と語った。
 伝承館の佐藤克美館長(51)は「全国各地から集まったライダーが津波の教訓を知るきっかけになったと思う。被災地に心を寄せ続け、また気仙沼を訪問してほしい」と願った。


2019年09月16日月曜日


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