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<アングル宮城>記憶刻み日々歩む 震災8年半 仙台・荒浜の今 

【歓声】「ふかぬまビーチフェスタ」には約1700人が訪れた。以前はひと夏で数万人が訪れた深沼海水浴場に、久しぶりに笑顔とにぎわいが戻った=2019年7月28日
【痕跡】一般公開が始まった「荒浜地区住宅基礎群」。津波で破壊された住宅6軒の跡を遊歩道から見学できる。右奥の建物は震災遺構の旧荒浜小=2019年9月5日
【対話】「元気にやっているよ」。荒浜地区の沿岸部に建つ慰霊碑に語りかける大学敏彦さん(65)。震災まで荒浜で暮らし、津波で妻や両親を亡くしたという=2019年9月11日

 仙台市中心部から東へ約10キロの若林区荒浜は、貞山堀が流れる海辺の集落。東日本大震災の津波で約190人が亡くなるなど、大きな被害を受けた。
 今も復興工事が盛んに行われているが、震災の貴重な教訓を学ぼうと訪れる人たちも多い。
 震災遺構として保存されている旧荒浜小は、被災当時の姿を生々しく伝える。8月には近くにある「荒浜地区住宅基礎群」の一般公開もスタート。訪れた人は、コンクリートの土台だけが残るかつての住宅地を歩きながら、津波の恐怖を体感した。
 荒浜にある深沼海水浴場ではこの夏、4日間の「ふかぬまビーチフェスタ」が開かれ、約1700人が訪れた。
 震災から8年半。被災の記憶を深く刻みながら、荒浜は着実に再生に向かって歩んでいる。
(写真部・坂本秀明)


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2019年09月16日月曜日


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