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宇宙エレベーター実現へ実証実験 上空100mから自走式ロボット降下 福島・南相馬

昇降機から切り離されパラシュートで降下するロボット

 上空100メートルから自走式ロボットをパラシュートで降下させ、地上のゴールを目指す実証実験が15日、福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールドであった。人員や物資を遠心力で宇宙に放出する未来の乗り物「宇宙エレベーター」建設に向けた一環。1台が成功した。
 宇宙エレベーター協会(東京)が主催。降下実験には神奈川大など6団体の7台がエントリー。そのうち3台が挑んだ。こうした競技方式での実験は国内初という。
 縦、横、高さ各50センチ以内、重量8キロ以内の自走式ロボットを載せたクライマー(昇降機)が、バルーンからつり下げられたケーブルを伝って昇り、100メートル地点で切り離された。
 1台は走行用ベルトを修理して時間内にゴールにたどり着いた。1台は降りたが、ロボットが破損し走行不能になった。もう1台は上空で切り離せなかった。
 協会の大野修一会長は「成功、失敗を含めて宇宙エレベーターの早期実現に向けた一歩を踏むことができた」と話した。
 宇宙エレベーターは、惑星の赤道上から約10万キロメートルのケーブルを延ばし、ロケットに頼らずに乗り物を宇宙に放出する計画。ロケットに比べて費用は格段に安価になる利点がある。


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2019年09月16日月曜日


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