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秋保ライドで満喫 自転車「ジャイアント」×郡仙台市長 台湾と交流活性化期待

小雨が降る中、田んぼの間を快走する郡市長(右)とツー会長(右から3人目)ら=仙台市太白区秋保町

 東日本大震災の被災地復興を支援する自転車イベント「ツール・ド・東北2019」(河北新報社、ヤフー主催)に関連し、台湾の世界的自転車メーカー「ジャイアント」の関係者が16日、仙台市太白区の秋保地区を自転車で走行した。郡和子市長と一緒に、観光地を自転車で巡る「サイクルツーリズム」を満喫した。
 メンバーはジャイアントグループ会長で女性ブランド「Liv」創業者のボニー・ツーさん(69)、台湾生まれの女優・エッセイスト一青妙(ひととたえ)さん(48)ら約20人。15日に北上フォンド(100キロ)を走ったメンバーを中心に主に女性で構成した。
 一行は市秋保総合支所近くで郡市長と合流し、秋保大滝まで8キロを走行。断続的に雨が降る中、ジャイアントの電動アシスト付きクロスバイク(Eバイク)で田んぼの間や県道を軽快に駆け抜けた。
 ツーさんは「さまざまな風景が見られていいコースだ。上り下りがあるが、Eバイクなら気軽に参加できる」と喜んだ。郡市長は「増便した仙台−台湾線を使って観光客が互いに行き来し、サイクリングを楽しんでほしい」と話した。
 一行はこの日、若林区のジャイアントストア仙台を出発。震災遺構の旧荒浜小や青葉区のニッカウヰスキー仙台工場も訪問した。

◎サイクルツーリズム 可能性実感

 稲穂が黄金色に輝く田んぼ、真っ白な花が覆うソバ畑の間を縫い、峠道では汗だくになってペダルをこぐ。台湾の世界的自転車メーカー「ジャイアント」の関係者に同行し、サイクルツーリズムに挑戦した。
 ジャイアントグループのツアーなどに参加した台湾と日本の女性サイクリストがこの日走破した66キロのうち、仙台市太白区秋保−青葉区作並両地区間の計26キロに加わった。
 秋保町の「木の家ロッジ村」からEバイクをこぎだす。雨のせいで緑が濃く、木々の香りが強く漂う。霧がかった山や田畑を眺めながら走った。
 「仙台、賛(ツァン=いいね)!」の合図で、ごう音を響かせる秋保大滝を背に一行と記念撮影した。
 一番の難所は秋保と作並をつなぐ峠。急坂が続き、高性能自転車の力を借りても息が切れ、汗が噴き出す。下り坂になると雨粒が全身に心地よく、ゴールのニッカウヰスキー仙台工場へあっという間に到着した。
 台北市の林秋妙さん(47)は「東日本大震災の遺構を見て心を痛めた。西部では幻想的な里山の風景がよかった」と満足した様子。外国人を導くツールとして、サイクルツーリズムに大きな可能性を感じた。
(報道部・上村千春)


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2019年09月17日火曜日


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