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ちょっと寂しい?仙台・定禅寺通西側エリア 社会実験でテーブル、いす並べ憩いの場「いい感じ」

歩道に用意されたテーブルで食事を楽しむ家族=7月25日、仙台市青葉区立町の定禅寺通

 杜の都のシンボルロード、仙台市青葉区の定禅寺通の西側エリアを活性化させる取り組みが進んでいる。今夏は市や沿道地権者らが晩翠通以西の歩道にテーブルやいすを並べ、憩いの場を提供する社会実験を試みた。文化活動の拠点、せんだいメディアテークがあるものの、晩翠通以東に比べると寂しい西側エリア。にぎわいをつくり、市都心部の回遊性を高める。

 社会実験はリビング・ストリート・プロジェクトと題し、6月4〜19日に第1弾、7月22日〜9月5日に第2弾が行われた。午前10時〜午後8時半、南側の歩道約80メートル区間にテーブルやいすを複数配置。飲食、読書、おしゃべりの場として市民に利用してもらった。
 7月25日は一夜限りで歩道をライトアップした。青葉区の会社役員伊藤友子さん(53)は「ケヤキ並木の下で食事ができて、とても気持ち良かった。こうしたエリアをもっと広げてもらいたい」と歓迎した。
 第1弾ではテーブルやいすを利用した130人にアンケートを取った。「ペットやベビーカーと一緒に食事ができる」「ヨーロッパの街並みみたい」と好意的な意見が大半を占めた。
 定禅寺通は、晩翠通から東側のエリアは繁華街の国分町や一番町があり、歩道の人通りは多い。ケヤキ並木のグリーンベルト(中央緑道)はイベント会場として多用され、週末を中心ににぎわいがある。
 西側エリアもイベント時に使われることはあるが、頻度は多くない。週末にメディアテーク周辺がにぎわうものの、マンションが立ち並ぶためか、東側に比べると閑静な空間が広がる。
 社会実験は官民組織「定禅寺通活性化検討会」のメンバーで、立町地区の地権者やテナントの有志らが実施した。西側エリアは人口が増えつつあり、住民同士や住民と来訪者との交流を深める狙いもある。
 事務局を担う市定禅寺通活性化室の担当者は「市民の反応は良かったが、周知が足りない面があった。定禅寺通西側エリアへの関心を高めながら、社会実験を続けたい」と意気込む。


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2019年09月17日火曜日


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