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援助交際、薬物取引…月100件「摘発」 職業訓練校生がボランティアでサイバーパトロール

サイバーパトロールに取り組む生徒たち

 北上市の職業訓練校「北上コンピュータ・アカデミー」の生徒が、ボランティアでサイバーパトロールを続けている。会員制交流サイト(SNS)を利用する中高生がトラブルに巻き込まれるのを防ごうという取り組みだ。28、29の両日にある学園祭で「取り締まり」を実演する。
 コンピュータ・アカデミーは2014年に岩手県警の「サイバー防犯ボランティア」に委嘱された。ボランティア部の1、2年生15人が、月2回ほどインターネット上のSNSや掲示板を巡回している。
 男性から金銭を受け取って食事やデートをする「パパ活」などの検索ワードを駆使し、援助交際、自殺補助、薬物取引といった違法、有害な書き込みを調査。毎月100件ほどを「摘発」し、サイト運営者に削除を要請している。
 2年高橋廉さん(19)は「SNSで簡単に援助交際していることに衝撃を受けた」、2年吉田郁穂さん(20)は「自分の写真をアップするなど危険性を顧みない子が多い」と驚く。
 3月にボランティア委嘱は一区切りとなったが、県警に有害サイトを通報する協力関係は継続している。県警サイバー犯罪対策課は「コンピューター関係の仕事を志す学生に健全なネット環境を理解してもらう意義は大きい」と期待する。
 ボランティア部部長の2年佐藤洸雅さん(20)は「犯罪を一件でも防げたのなら活動して良かったと思う」とやりがいを話す。
 学園祭での削除要請手順の実演は、両日とも午前11時と午後2時の2回。連絡先は北上コンピュータ・アカデミー0197(64)6551。


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2019年09月17日火曜日


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