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「唐唐連携」オルレが縁 気仙沼・唐桑と佐賀・唐津、交流事業本格化

オープン初日の唐桑コースを歩く参加者=2018年10月7日、気仙沼市唐桑町
唐桑半島ビジターセンターに設けられた唐津市のPRブース

 韓国版トレッキングコース、宮城オルレの気仙沼・唐桑コース(10キロ)がある気仙沼市唐桑町と、九州オルレ唐津コース(11.2キロ)がある佐賀県唐津市が、唐桑コースの開設1年を機に本格的な交流事業を始める。唐桑町観光協会がコースづくりで唐津を参考にしたのが縁。同じ頭文字から「唐唐(からから)連携」と名付け、地域間交流を深める。

 唐桑コース1周年を記念したトレッキングイベントを29日、現地で開催。主催の唐桑町観光協会が唐津市から取り寄せた約300個のサザエを参加者に無料で振る舞う。唐津市の職員もコースを歩く。
 12月には唐津コースでイベントがあり、唐桑町観光協会のスタッフらが現地を訪問。唐桑町のホタテなどの魚介類を振る舞い、唐桑コースをPRする計画だ。
 両地域のつながりができたのは2016年11月。観光協会のメンバーらが唐津コースを視察した。唐津の海岸線の地形が唐桑半島に似ていることが、選んだ理由だった。
 18年5月に唐桑町であった唐津市観光課の職員から受け入れ態勢を学ぶ研修会で、唐津市職員から交流事業の提案があり、唐桑側も前向きに応じた。
 同年10月の唐桑コース開設日には、唐桑半島ビジターセンターで唐津コースをPRする場所を設置した。センターには今も、唐津市のポスターが掲示されたブースがあり、観光パンフレットなどが用意されている。
 唐津市観光課の担当者は「互いの地域に関心を持ついいきっかけになる。唐津コースの利用者も、景色が似ている唐桑にきっと共感するはずだ」と話す。
 唐桑コースは、これまで目標の3000人を超す利用者があった。一方、約8割の利用者が県内在住で、県外の宿泊客をいかに増やすかが課題となっている。
 唐桑町観光協会の千葉光広事務局長(63)は「オルレがなければ唐津と交流が始まることはなかった。連携を深め、相互の住民が行き来するような関係に発展させたい」と意気込む。

◎29日に1周年イベント参加者募集

 唐桑町観光協会は、コース開設1周年を記念し、29日に開くイベントの参加者を募集している。地元ガイドの案内を受けながら4〜5時間かけて歩く。定員100人(先着順)。参加費1000円(昼食代やガイド料含む)。1周年を記念したオリジナルエコバックがもらえる。電話、ファクス、メールで申し込む。連絡先は同協会0226(32)3029。


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2019年09月18日水曜日


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