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<マイナビ仙台>村林いづみのアディショナルたいむ/新加入のジョーダンマラダ 劇的決勝弾でチームに光

INAC神戸を破り、浜田と抱き合って勝利を喜ぶジョーダンマラダ(右)=8月31日、いわぎんスタジアム
村林いづみ

 苦境に立つチームの救世主となれるでしょうか。サッカー女子、なでしこリーグで降格圏の9位と不振のマイナビベガルタ仙台レディースに今夏、米・LAギャラクシーから27歳のMFジョーダンマラダ選手が加入しました。
 初出場した8月31日のINAC神戸戦で試合終了間際に名刺代わりの決勝ゴール。7戦ぶりの勝利に導く衝撃的なデビューを飾りました。チームはその後2連敗し、2勝2分け8敗と低迷が続くだけに、1部残留に向けて、さらなる活躍が待たれます。
 試合の展開を予測し、味方に送る正確なラストパスが武器。辛島啓珠監督も認める高い技術は、幼い頃から磨き抜いたものです。サッカーを始めたのは4歳。大学時代に選手として活躍した母ジュリーさんの教えを受けました。受け継がれた才能が開花した高校の時、大学のチームにスカウトされてプロの道を目指すことを決意したそうです。
 「常に新しいことに挑戦し、できるまでやり続けていた。そのうちにテクニックが高まっていった」と振り返ります。初めて体感する日本のサッカーに「展開が速いと予想していたけれど、実際にその通りだった。米国と比べてドリブルが少ない印象」。得意のパスを生かせるスタイルに充実感を感じています。
 学生時代には主将を務め、チームを引っ張る立場を経験しました。常に目を配り、仲間を助けようとする姿勢がピッチ内外で光ります。同時に加入した21歳のFWミレイニカブラル選手の姉的存在として、共に助け合いながら仙台での新生活を楽しんでいます。
 今月7日に角田市であったノジマステラ神奈川相模原戦でホーム初出場。敗れはしましたが、勝利を信じる大勢のサポーターが最後まで励まし続けてくれました。「サポーターがつくる雰囲気は、間違いなく仙台が一番」と感謝を忘れません。
 次は22日のホーム伊賀戦。サポーターの「聖地」、ユアスタ仙台で3連敗は阻止したいところ。「自分が成長することでチームの勝利に貢献したい」。美しきMFは「勝利の女神」としてさらに輝きを放つことを目指しています。(フリーアナウンサー)


2019年09月18日水曜日


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