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一歩先の価値を提案/トヨタカローラ宮城・阿部求新車部長に聞く

阿部求(あべ・もとむ)登米高卒。1987年入社。迫店長、営業企画室長などを経て2018年7月から現職。50歳。登米市出身。

 トヨタ自動車が17日発売した新型カローラの2車種は、昨年6月登場のハッチバック「カローラスポーツ」に続く3ナンバー車となった。1966年発売の初代以降、一貫して採用してきた5ナンバーから移行した理由は何か。販売を担うトヨタカローラ宮城(仙台市宮城野区)の阿部求新車部長に聞いた。(聞き手は報道部・高橋公彦)

 −3ナンバー化はカローラの大きな転換点だ。
 「5ナンバーの大きさでは室内の居住性やデザインの自由度に限界があり、一つ上のランクの車を目指すために大型化、3ナンバー化が必要だった。新型カローラは現行モデルに比べて横幅が長く、運転席や助手席といった居住空間が広くなった。排気量が増え、余裕のある走りができるのも大きな変化だ」
 「部品やプラットホーム(車台)を共通化するトヨタの開発・生産の新手法『TNGA』(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用して走行性能が向上した。試乗した際は非常に静かに、なめらかに走った。現行モデルとは別次元の車で、これがカローラかと驚いた」

 −性能が向上したとはいえ、従来のカローラのユーザーには違和感もある。
 「日本の道路環境に合わせ、海外モデルよりもサイズを小さくするなど既存顧客への配慮もしている。現行モデルと比べて大きくなり、運転が難しいと思うかもしれないが、タイヤの切れ角などを調整し、小回りや取り回しは変わらない。大衆向けというカローラの位置付けは変えず、一歩先の価値を提案したい」

 −新型車の販売戦略は。
 「ハイブリッド車(HV)『プリウス』の購入を検討する層に訴求できると考えている。プリウスと比べて価格を抑えられ、セダンだけでなくワゴン、ハッチバックからタイプを選べるのもアピールしたい」
 「12代目となるカローラの3種類がそろった。これまでの顧客はもちろん、イメージ刷新を追い風に若者にもPRし、2001年まで33年間維持していた車名別の国内新車販売台数トップを奪還したい」


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2019年09月18日水曜日


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