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<ベガルタ>手倉森監督の術中に 押し込まれ集中力欠く 天皇杯、長崎戦

 かつての師に、してやられた。仙台はJ1の貫禄を見せつけられず、元仙台の手倉森監督(青森県五戸町出身)が率いるJ2長崎の勢いに屈した。1度同点とした直後に突き放されては、渡辺監督も「サッカーに判定があったとしても長崎のゲームだった」と完敗を認めるしかなかった。
 相手の術中にはまった。直近の試合から先発10人を一気に入れ替えた長崎に対し、仙台は6人が引き続き先発。エネルギーと気迫を前面に出したハイプレスにビルドアップを封じられ、中盤にパスを入れても統率の取れた守備で絡め取られた。前半放ったシュートはわずか2本だった。
 椎橋は「圧倒的に(自分たちの)距離感が悪かった。全体の統率力は仙台になかったもの」と悔やむ。押し込まれ、守備の集中力を欠いた。後半開始早々の2分、仙台が追い付いた1分後の42分の失点は、ともにリスタートの隙を突かれてクロスを決められた。
 永戸は「メンバーが代わったこともあり、クロス対応でうまく連係を取れれば守れた」と指摘。戦術を機能させた手倉森監督が「(仙台を)はめたんじゃない。はまりに来てくれた」と言うのもうなずける。
 前回のファイナリストの寂しい終戦。8月14日の3回戦以来の公式戦出場で結果を残せなかった椎橋は「もうリーグ戦しかない。自分が先発し、チームを統率できるようにしたい」と決意する。師の手痛い激励をJ1残留につなげるしかない。
(原口靖志)


2019年09月19日木曜日


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