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看護師の夜勤手当を通常勤務の2倍に むつ病院、離職防止へ待遇改善

 青森県むつ市のむつ総合病院は18日、看護師の夜勤手当を大幅増額することを決めた。同病院は看護師不足で医療体制が崩壊しかねない危機に直面しており、待遇改善で離職率を下げるのが狙い。病院を運営する一部事務組合下北医療センターの議会で同日、議案が可決された。
 手当について月に8回以上、夜間の勤務に携わった看護師を対象にし、金額は通常の勤務の日当の倍にする。今までは月10回以上の夜勤で、日当の1.5倍だった。10月から変更する。
 予算は半年間で850万円を見込む。当初予定していた派遣医師がヘリコプター通勤するための実証事業を凍結して、予算を確保した。
 同センターによると、むつ総合病院の看護師数は約360人で必要数に対する充足率は95.5%。育児や介護で夜勤に入れない看護師が増える中、ここ数年は採用数より辞職者数が上回っている。シミュレーションでは2021年度に夜勤体制が維持できなくなり、一部病棟を閉鎖しなければならない状況だという。
 病院管理者の宮下宗一郎むつ市長は「危機的な状況だ。現場の声を聞いてさらなる環境の改善に努めたい」と話した。


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2019年09月19日木曜日


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