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安住氏立民入り 野党共闘は手腕に期待、自民は冷ややか

 安住淳元財務相(衆院宮城5区)が立憲民主党に入党した19日、同党県連は県議選(10月18日告示、27日投開票)を控え、共産党などとの野党共闘構築に手腕を発揮してきた8期のベテランを歓迎した。対する自民党は「結局、元のさやに戻っただけだ」と冷静に受け流した。

 2017年の旧民進党分裂に伴い、無所属となった安住氏は今年1月、立民の衆院会派に入り、2月に県連顧問に就いた。7月の参院選では宮城選挙区の党新人を支え、郡部での浸透に奔走。勝利を呼び込んだ。
 立民県連の鎌田さゆり幹事長は「幅広い政治経験があり、県連組織が成長する分岐点になる」と期待を寄せる。安住氏との関係が深く、16年参院選から共闘関係を結んできた共産県委員会の中島康博委員長は「立民と共産の連携はさらに密接になる」と喜んだ。
 立民県連は弱点とされる地方組織の強化を目指し、県議選で仙台市以外に気仙沼、大崎、名取の3選挙区に公認候補を擁立する。ただ、安住氏のお膝元である石巻選挙区は現時点で空白区。立候補を予定する無所属現職の支援態勢をどう構築するかが入党後の初仕事となりそうだ。
 鎌田幹事長は県議選に向けて「安住氏の知名度は全県で高い。郡部で仲間を増やす力になってくれるはずだ」と見込む。
 一方、自民関係者は冷ややかな視線を送る。同党県連幹部は「戻り先を立民にしたのは、自身の選挙に有利だと判断しただけのことだ。真に国政のことを考えた行動ではない」と切り捨てた。


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2019年09月20日金曜日


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