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<楽天>則本昂 大一番で復活8回無失点 楽天3位浮上

8回無失点と好投した東北楽天先発の則本昂

 これぞエースだ。敗れれば、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消える大一番。東北楽天の則本昂が、8回無失点と圧巻の投球で勝利をたぐり寄せた。「先制してくれたので、どんな形でもゼロで抑えて自分の仕事をしたいと思った」。浮かれることなく淡々と語った。
 一回、先頭荻野に中前打を浴びたが、直後の鈴木を二ゴロ併殺打に仕留めると、落ち着きを取り戻した。二回以降は散発2安打。指揮官は「気持ちが入っていたが、変な力みはなかった。言うことのない(最高の)投球だった」とたたえた。
 則本昂自身も「(3月の右肘クリーニング)手術後、一番の投球だった」と胸を張る。7月9日の1軍復帰登板後、8回を投げ切ったのは初めてだ。球数が100を超えた後も、直球は150キロ超とうなりをあげた。「100パーセントの状態ではなかったが、そんな中でも試合をつくれた。総合的に良かった」とうなずいた。
 3連勝で3位に浮上した。この間、苦しんでいた岸、則本昂のダブルエースに白星が付いたのは、首位西武との4連戦を迎えるチームの自信となるだろう。「岸さん、美馬さんでいい流れをつくった中、この試合は落とせないと思った。気の抜けない残り試合、全員で勝利をもぎ取る」。復活した右腕がチームの思いを代弁した。(狭間優作)


2019年09月20日金曜日


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