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ベンチ作り まなざし真剣 南相馬・大甕小

真剣な表情でベンチ作りに挑む児童

 福島県南相馬市原町区の大甕小で、児童らが優れた耐久性を誇るウリン材を用いたベンチ作りに取り組んだ。東日本大震災の津波により、石巻市で子ども3人を失った木工職人の遠藤伸一さん(50)らの復興支援グループが手ほどきした。
 6年の児童と保護者の計40人が7日に挑戦。ウリン材に電動ドリルで穴を開けたりねじを打ったりし、約1時間で完成した。ベンチの裏に思い思いの言葉や絵を書き込んだ児童らは「作るのは大変だったけどメッセージを書けて楽しかった」とお礼の言葉を述べた。
 東南アジア原産のウリン材は大阪市のエクステリア業者林田順平商店が寄贈。林田元宏社長(58)は「原発事故で苦しんできた子どもたちが多かったと聞く。一緒に作ることで子どもたちの生き生きとした表情が見えてくる」と話した。
 石巻市や宮古市の学校でも同様の活動をしている遠藤さんは「たくさんの縁や思いがつながって生かされている。子どもたちもベンチを見て成長する中で感じ取ってほしい」と語った。


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2019年09月20日金曜日


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