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管理職、女性は8.3%と横ばい 東北の企業の半数は男性のみ

 帝国データバンク仙台支店は、東北の企業の女性管理職に関する本年度の調査結果をまとめた。東北6県の企業で管理職に占める女性の割合は、前年度比0.1ポイント増の8.3%でほぼ横ばいだった。管理職が男性のみの企業も半数近くを占め、女性の登用が依然進んでいない現状がうかがえる。

 県別の割合は表の通りで、いずれも10%未満。岩手以外の5県は全国平均(7.7%)を上回った。
 業種別は小売業の17.2%が最も高く、金融業(13.8%)、サービス業(11.7%)が続いた。最も低かったのは建設業の6.1%。規模別は小規模企業10.5%、大企業7.2%だった。
 企業からは「土木も重機の操作性向上などで女性のできる仕事が増えており、積極的に採用したい」(宮城の建設業者)「当人が家庭の事情で管理職を嫌がる傾向がある」(山形の機械器具卸売業)といった声があった。
 女性管理職の比率別の状況はグラフの通り。女性管理職が「30%以上」の企業の割合は前年度比0.5ポイント減の7.6%、「20%以上30%未満」は1.2ポイント増の6.8%。一方「0%(男性のみ)」は1.5ポイント減の46.9%だった。
 女性登用の効果を複数回答で尋ねたところ、「男女にかかわらず有能な人材を生かすことができた」が73.9%で最多。「多様な働き方が促進された」「女性の労働観が変化してきた」が各26.8%で続いた。
 仙台支店は「女性の登用は労働力の確保だけでなく、新たな視点の導入など企業の成長に不可欠という認識が広がっている。家庭での負担軽減や働き方の見直しへ行政の支援が一層重要になる」と指摘した。
 調査は7月、東北の1479社に実施し、648社(43.8%)が回答した。


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2019年09月20日金曜日


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