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障害者支援事業所内にレストラン開設 おもてなし、自立へ一歩

「ワタリガニの冷製パスタ」を運ぶ川口さん

 障害者に働く場を提供している社会福祉法人・仙萩の杜(仙台市)が8月上旬、仙台市太白区の障害者支援事業所「まどか」内に「海と畑のレストランぴぁてらす」を開店して1カ月が過ぎた。事業所に通う知的障害者31人が接客などを担当し、自立への一歩を踏み出している。

 レストランは、まどかに併設された「ベーカリーカフェぶらん」の空間を利用。厨房は、まどか利用者の食事を用意する調理場を改修した。地域住民や女性グループらが訪れている。
 宮城県庁18階にある系列店「レストランぴぁ」の人気メニュー・宮城野ポークカレーや、ワタリガニの冷製パスタなどの独自メニューを提供。パンの販売も続けている。
 食材は宮城県産が中心。野菜は太白区西中田・柳生地区の畑で、地元農家の協力を得て知的障害者が育てている。
 開店前にはあいさつと料理を運ぶ練習をするなど、おもてなしに力を入れる。知的障害がある川口信幸さん(48)は週5日、ウエーターとして働く。「開店して日が浅いが、少しずつ仕事に慣れてきた。仲間と協力しながら取り組んでいきたい」と意気込む。
 まどかの利用者は1日5時間、職員に補助されながら野菜作りや野菜の仕分けなどをして作業料を得ている。今後、レストランが軌道に乗れば手取りを増やせる見通しだ。
 仙萩の杜の佐藤耀代理事長は「まどかの利用者は障害基礎年金を受給しているが、1人で生活するには足りない。自立できる環境を整えたい」と話す。
 レストランの住所は仙台市太白区袋原4丁目37の1。営業時間は午前11時半〜午後4時。日・月曜日休業。


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2019年09月21日土曜日


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