広域のニュース

日韓交流の促進に全力 韓国観光公社/鄭辰洙東京支社長

ジョン・ジンス 韓国外国語大卒、漢陽大大学院在学中。1991年韓国観光公社入社。東京支社次長、福岡支社長、観光商品室長などを経て1月から現職。54歳。韓国京畿道出身。

 韓国観光公社の鄭辰洙(ジョンジンス)東京支社長が20日、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。日韓関係悪化が双方への旅行者数に影響を及ぼす中、「政治の問題があっても、民間の交流では日韓の距離はない。韓国旅行は安心安全に楽しんでもらえる」とPRした。
 鄭支社長は韓国国内の雰囲気について「日本政府への反発はあっても、日本人に対してはない。不安に思うことはない」と強調。日韓間の航空券の価格低下とウォン安で「『韓国に行くのは今がチャンス』という若い日本人も多い」と話す。
 8月の訪日韓国人は30万8700人(観光庁推計)で前年同月比48.0%減。一方、同月の訪韓日本人は33万4000人(韓国法務部推計)で4.8%増だった。ただ、訪韓は1〜7月の伸びが8月以降は鈍化。航空便数が減った9月は減少が予想される。
 公社は19日、仙台市内で旅行会社などを対象にセミナーを開催。韓国の人気スポットや企業向け団体旅行、教育旅行への支援制度を説明した。鄭支社長は「こういう時期だからこそ、来年に向けた取り組みに力を入れる」と語る。
 東北を訪れる韓国人は、東京電力福島第1原発事故前の水準まで回復していない。鄭支社長は「話題性のある企画をつくり、PRに取り組んでほしい」と指摘。韓国版トレッキングコース「宮城オルレ」を軸に、温泉や宮城県産米、日本酒を組み合わせたツアーなどを提案する。
 来年は日韓国交正常化55周年。4月にはアシアナ航空仙台−ソウル線が就航30周年を迎える。宮城県などの協力を得た上で、節目を祝うイベントを来年4月に仙台市で開きたい考えだ。「仙台−ソウル線を座席数の多い機材に変えるくらい、双方向の交流を生むのが目標」と先を見据えた。


関連ページ: 広域 経済

2019年09月21日土曜日


先頭に戻る