宮城のニュース

<秋季高校野球>仙台育英 8年連続V 仙台商に12−1快勝

仙台商―仙台育英 5回裏仙台育英2死満塁、笹倉が逆転の走者一掃の中越え三塁打を放ち、3−1とする

 秋季東北地区高校野球県大会最終日は22日、仙台市民球場で3位決定戦と決勝があり、仙台育英が8年連続23度目の優勝を果たした。3位決定戦は仙台城南が制し、初の東北大会進出を決めた。
 仙台育英は五回、打者一巡の猛攻で一挙7点を奪うなどして、仙台商を12−1で破った。仙台城南は序盤から得点を重ね、古川工を14−7で下した。
 仙台育英、仙台商、仙台城南は、10月11日から16日まで盛岡市などで行われる東北大会に出場する。

◎5回に打線爆発

 ▽決勝
仙台商 001000000−1
仙台育英00007032×−12

 【評】仙台育英の打線が爆発した。1点を追う五回2死満塁で笹倉が走者一掃の中越え三塁打を放ち試合をひっくり返すと、小野寺の2点三塁打などでリードを広げた。仙台商は三回、千葉の適時打で先制したが、その後は2安打に終わった。

◎1年生・笹倉、反撃の三塁打

 仙台育英の反撃ののろしは、今大会絶好調の笹倉が上げた。1点を追う五回2死満塁の好機。高めの直球を中越えに運んで走者一掃の逆転三塁打に。「自分らしい強いスイングで絶対、点を取ろうと思っていた」。夏を越し、笑みを浮かべながら打席に向かう余裕があった。
 秋の新チームから背番号1を背負う。マウンドだけではない。今大会はバットでも4戦3発12打点。「1年生でもきちんと結果を残している」(須江監督)。投打にとてつもない能力を感じさせる。
 夏の甲子園の経験が成長につながっている。敦賀気比(福井)や星稜(石川)など全国の強豪と対戦。「経験した投手は自分と伊藤だけ。チームの先頭に立って引っ張らないと」。責任感を力に変えてきた。
 チームは全試合2桁安打。安定した戦いぶりが際立った。「これまでのチームをはるかにしのぐ頼もしさ。可能性を感じる」と須江監督。夏の甲子園で感じた「日本一までの距離感」をこの秋、着実に縮めていく。(今愛理香)

■ボール球見極めた/仙台育英・須江航監督の話

 浜田投手のボール球に手を出さず、見極められたのが良かった。県大会を通してさまざまな経験をさせてもらった。東北大会も丁寧さと精度にこだわって戦いたい。

■5回の失点悔やむ/仙台商・下原俊介監督の話

 終わってみれば大敗だったが、先発浜田の計算がそれなりに立ったことなど収穫もあった。前半は流れが来ていたが、五回にビッグイニングをつくられたのが悔やまれる。

○…仙台商・浜田、5回の失投に肩落とす

 仙台商の先発左腕浜田は五回2死からの大量失点を悔やんだ。
 無走者で田中を2球で追い込みながら、4球目を左越えに運ばれて二塁打にされると、連続四死球で満塁に。今大会絶好調の笹倉に中堅深くまで持って行かれて逆転を許す。さらに四つの長短打を連ねられて計7失点。「厳しいコースに投げなければいけない場面で甘い所に入った」と失投の連続に肩を落とした。
 四回までは直球とスライダーを半々の割合で組み立て、右打者には強気に胸元を突く大胆さも見せていた。「コースの投げ分けをもっと使いたい」。2年生の主戦は生命線の制球力を磨いて東北大会に臨む。


2019年09月23日月曜日


先頭に戻る