宮城のニュース

消費税引き上げまで1週間 駆け込み商戦ヒート

品定めする客でにぎわう腕時計売り場=23日、仙台三越

 消費税率が10%に引き上げられる10月1日まであと1週間に迫った。仙台圏の小売店には3連休最終日の23日、腕時計や家電などの高額品を買い求める客が訪れた。2014年の8%への増税時に比べ、動きが鈍かった駆け込み商戦は徐々に活況を見せ、店側のアピールにも力が入る。

 仙台三越(仙台市青葉区)は6〜29日、腕時計を扱う本館7階の各店がフェアを展開。売れ筋は50万円台と通常の5倍近い価格帯で、売り上げは中旬時点で前年の2.4倍に上る。
 1階の化粧品売り場も基礎化粧品を中心に前年の約1.2倍を売り上げる。高保湿クリームを購入した泉区の主婦(62)は「高額品は増税の影響が大きい。必ず使うものに的を絞って買っている」と説明する。
 定禅寺通り館のドイツのスーツケースブランド「RIMOWA(リモワ)」は、1個10万円以上する商品のまとめ買いが増加。「22日は開店以来最高の売り上げだった」と好調だ。
 宮城野区のケーズデンキ東仙台店は7月以降、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの動きが活発に。9月は件数、売り上げとも前年の1.5倍に達した。
 夫、子どもと来店した宮城野区の藤原美樹さん(28)は冷蔵庫の購入を決め、「欲しい物が売り切れていて3店舗回った。大きな買い物は少しでも安い方が助かる」と笑顔で話す。
 一方、青葉区の会社員の男性(58)は「10月以降は国のポイント還元もあるし、メーカーが値下げするかもしれない」と慎重だ。
 5年前は駆け込み需要の反動が消費の冷え込みを招いた。遠山秀樹店長(49)は「今回はすぐに年末年始商戦がある。回復は早いのではないか」と予想する。


関連ページ: 宮城 経済

2019年09月24日火曜日


先頭に戻る