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古墳時代の住居跡、新たに24軒 福島・浪江 津波被害のない高台に大規模集落

竪穴住居跡の説明を聞く町民ら

 福島県浪江町の鹿屋敷遺跡で、新たに24軒の古墳時代を中心とした竪穴住居跡が密集して見つかり、県教委は21日、現地説明会を開いた。同遺跡を含め沿岸部の段丘上では過去の町の調査で約100軒の住居跡や前方後円墳が確認され、拠点となる大規模集落の様子がうかがえるという。
 東日本大震災からの復興事業の県道整備に伴い、記録保存のため前年度に調査を始めた。本年度の約2400平方メートルは古墳時代前期の竪穴住居が17軒と多く、同時代終末期4軒、奈良時代の3軒も見つかった。古墳時代の住居跡からは勾玉(まがたま)や土師(はじ)器などが出土した。
 説明会では町民ら約60人が住居跡や出土品30点の説明を熱心に聞いた。津波で大きな被害を受けた近くの請戸川や海岸部の低地ではなく高台に住居跡があった点について、参加者は「先人は、われわれにはない知恵を持っていたのではないか」と話した。
 前年度の約6400平方メートルでは38軒の竪穴住居跡が見つかっていた。


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2019年09月24日火曜日


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