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<宮城野ウイーク>大樹の優しさで児童見守る 仙台・原町「柿の木応援団」奮闘中

校外学習の車いす体験。応援団のメンバーがサポートした

 仙台市宮城野区原町地区の住民でつくる「柿の木応援団」が、原町小(児童554人)の活動を支えている。登下校の見守りや校外学習の手伝い、1年生の授業補助などサポート範囲は広い。名前の由来はかつて校庭にあった樹齢120年超の柿の巨木。住民は大樹のような優しさで児童を見つめる。
 同区の楽天生命パーク宮城で19日に行われたバリアフリーを学ぶ校外学習。4年生89人と一緒に応援団の10人も参加し、オレンジ色のそろいのビブスを着用して活動を手伝った。
 車いす体験では「車輪に指を挟まないよう気を付けてね」「後ろに人がいないかどうか確かめてバックしよう」と声を掛けた。学校との往復も付き添い、事故に遭わないよう見守った。
 鈴木ひなさん(9)は「応援団の人たちは学校にいる私たちの『親』みたいな存在。いつも優しく声を掛け、助けてくれるから安心する」と信頼を寄せる。
 応援団の発足は2013年。地域の和太鼓グループが児童に太鼓を教えたことがきっかけで「住民も学校に関わり、一緒に子どもたちを育てよう」との機運が高まり、和太鼓メンバーが中心となって結成された。
 現在の団員は約60人。保護者が6割を占め、町内会の役員や民生委員らも名を連ねる。校庭の柿の木は1997年に台風で倒れて姿を消したが、今も児童会や合唱団の名前に入る学校のシンボルとなっており、ビブスの色も柿の実に合わせた。
 団長の桜井英男さん(78)は「子どもは地域の宝。団員たちはやりがいを感じながら児童を応援している。地域のつながりを大切にする大人になってもらいたい」と目を細める。


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2019年09月25日水曜日


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