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<E番アナの応援席>輝くフェルナンド 鍛練を積み終盤活躍

8月30日の日本ハム戦でホームに生還し、ナインとハイタッチするフェルナンド=楽天生命パーク宮城
菅生翔平アナウンサー

 シーズン最終盤、熾烈(しれつ)なクライマックスシリーズ(CS)進出争いを繰り広げた東北楽天。24日の楽天生命パーク宮城でのソフトバンク戦に勝ち、ロッテが敗れたため、2年ぶりのCS進出を決めました。26日にはホームで、レギュラーシーズン最終戦となる西武戦があります。大声援で後押しし、チームをCSに送り出しましょう。
 一方、ファームの東北楽天はというと現在、首位。初優勝が限りなく近づいています。ファームは勝利より選手の育成が優先される面もありますが、若い選手がいい経験を積んでいるというのは好材料です。
 その中で、今季チャンスをつかんだ1人がフェルナンド外野手です。7月末までの期限いっぱいで支配下登録を勝ち取り、8月30日の日本ハム戦では4打点を挙げてチームの勝利に貢献。初のヒーローインタビューでは涙をこらえる姿もありました。
 2018年に戦力外通告を受け、育成選手として再契約しました。今季はファームで13本塁打を放ち、1軍にはい上がっての活躍でした。「自分でやると決めたことを貫いてきた」と、これまでの取り組みを振り返っていました。
 そのフェルナンドが「励みになる存在だった」と言うのが石橋良太投手です。今季途中から先発ローテーションを守り、8勝を挙げています。
 石橋も育成契約から支配下登録を勝ち取った苦労人。フェルナンドの活躍について聞くと「同じ立場でやってきて、活躍はうれしい。思い切りやろうというのが分かる。野球を楽しんでいる」と語りました。
 苦しい状況に置かれながらも1軍の舞台で輝きを放った2人。フェルナンドいわく、試合前には「きょうも行きましょう!」と声を掛け合っているそうです。団結のような感覚を持っているということでした。
 さまざまな境遇の選手が集まるプロ野球界。成功例はわずかという育成選手からはい上がって見せた2人の活躍は、2軍で鍛錬を積んでいる育成選手たちの目標になっているはずです。
(東北放送アナウンサー・菅生翔平)


2019年09月25日水曜日


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