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山形産メロン、香港へ初輸出 東経連と九経連連携第1号、生産者と販路つなぐ

香港のスーパーに並んだ山形産メロン

 東北経済連合会は九州経済連合会と連携して今夏、山形県産メロンを香港へ初輸出した。地域経済圏の枠を超えた東北産品輸出事業の第1号で、1次産業や食品加工業の活性化、将来世代が輸出で稼げる仕組みづくりにつなげる。

 輸出したのは、全農山形県本部が集荷したアンデスメロン300ケース(1ケース5玉入り)。商社の九州農水産物直販(九直、福岡市)を通じて7月中旬、香港の大手小売りデイリーファームグループに船便で送った。グループのスーパーに1週間程度並び、1玉当たり約1100円で販売された。
 東経連の担当者は「輸出に熱心な生産者、商社の強み、販売ルートといった要素がそろい、今回の輸出が実現した」と話す。
 九直は2015年、九経連主導で発足。農水畜産物の輸出入を担い、3年連続で黒字を確保した。デイリーファームグループと青果品を直接取引する唯一の日系企業で、サツマイモやイチゴなどを取り扱い、中国や台湾にも販路がある。
 一方、取引規模に応じた商品数の不足や九州で採れない青果品への注文もあった経緯から、対応を模索する九経連と輸出の実現を目指す東経連が連携。九直と東北関係者が勉強会や商談を重ねてきた。
 香港ではメロン以外の東北産品も注目され、モモやブドウ、サクランボといった青果に加え、カニやホタテ、水産加工品、日本酒なども需要があるという。
 東経連の小野晋常務理事は「生産者情報の収集や商品量の確保、効率的な物流の構築が当面の課題。東北6県や新潟県、関係機関の協力を得て、青果物を中心に輸出を拡大したい」と話す。


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2019年09月26日木曜日


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