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仙台市、課長級以上の親睦会費充当 照明灯問題の損失穴埋め

 仙台市議会9月定例会は26日、代表質疑を始めた。市は道路照明灯問題で、管理職の職員を中心に求めた損失額の穴埋めに関し、各職場の親睦会費を充てる方針を明らかにした。職員互助会から資金を借り入れて弁償した上で、親睦会費から5年程度かけて互助会に返済する仕組みにする。
 芳賀洋一総務局長が答弁した。市は電気代の過払い額9200万円から、東北電力の負担分を除いた市の損失額の半分、1720万円の弁償を職員に求める。
 穴埋めするのは副市長、企業管理者、局長級職員約40人の親睦会、次部長級職員約160人の親睦会、課長級職員約700人の親睦会。いずれも対象の職員全員が所属しているという。
 郡和子市長は17日の定例記者会見で「管理職にも階層があり、主に部長級以上で負担する」と説明したが、結局、課長親睦会に拠出を求めることにした。
 穴埋めは全職員が加入する職員互助会から、次部長親睦会が1720万円を借り入れ、年度内に寄付金などの形で市に支払う。局長級、次部長級は5年程度かけて親睦会費から互助会に返済し、課長親睦会は繰越金の一部を充てる。
 返済資金を確保するため、局長親睦会は年間2万4000円の会費を4万4000円、次部長親睦会は1万2000円を2万2000円に引き上げる。親睦会費は通常、職場の懇親会やイベント協賛金に使う。
 このほか、退職した特別職、管理職の元職員にも負担を依頼する。現職の課長級職員には親睦会の拠出とは別に協力を呼び掛ける。
 郡市長は「市政の信頼を大きく損ね、重く受け止める。20年以上もの長期間、組織全体で過払いに気付けなかった。個人への賠償請求は難しく、組織として穴埋めしたい」と釈明した。
 斎藤範夫(自民党)、鎌田城行(公明党市議団)の両氏が質問した。


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2019年09月27日金曜日


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