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<せんだい仕事人>DIO東北から発信/ミライデザインワークス社長 小島英弥夫さん(48)

 ミライデザインワークス(仙台市太白区)は、依頼者も地域住民も加わる「全員参加型」の建築工事を行う。合言葉は「DIO(Do It OURSELF)」。どんな場所にしたいかを依頼者にとことん聞き取り、壁塗りや解体など工事にも参加してもらう。
 これまでピザ釜付きの共同オフィス、介護施設内の駄菓子屋などを手掛けた。「ハコではなく、依頼者が思い描く空気感をつくりたい」と語る。
 仙台市出身。元々は大手工務店に勤務した。トップ営業マンとして外車を乗り回し、成績を上げ、周囲に一目置かれることが何よりの喜びだった。
 東日本大震災で価値観が激変した。「住宅は津波でなぎ倒され、外車もぴかぴかの服も白い目で見られた。自分も家も、外見だけいくら立派にしても全く意味がないと気付かされた」
 2013年に独立。ある時、カフェの建築で依頼者が勝手に色を塗り、どんどん設計図を逸脱。だが、次第にかっこよくなっていくではないか。依頼者は大満足。これだ、と思った。
 工事を重ねる度、協力してくれる仲間が増えている。「誰かを応援するビジネスは東北で始まった。DIOを東北から広げたい」と展望する。


2019年09月27日金曜日


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