宮城のニュース

砂の天女 コイを導く 宮城・東松島で29日に完成イベント

土台の仕上げ作業をする保坂さん

 国内外で活躍する砂の彫刻家保坂俊彦さん(45)=秋田県三種町出身=が、宮城県東松島市野蒜の防災体験型宿泊施設「キボッチャ」前で巨大な砂像制作に取り組んでいる。現地で29日、完成イベントを開く。

 作品は高さ3.6メートル、幅5.0メートルで重量は80トンに上る。テーマは「天女と鯉(こい)」。東日本大震災で犠牲になった子どもたちの追悼イベントとして同市で毎年開かれる「青い鯉のぼりプロジェクト」から着想を得た。天女が鯉を天空に導く情景を表現している。
 制作は19日に始まり、市内の建設業者らが鳴瀬川の河口から砂を集め、制作現場に搬入した。26日には8割方が完成。保坂さんは「子どもたちが楽しんでくれ、たとえ砂遊びでも『工夫すればこうなる』と思ってくれたらいい」と話す。
 保坂さんは、2017年に台湾であった砂の彫刻の世界大会で優勝。震災の津波で被災した千葉県旭市の中学校跡地に制作した地球をデザインした作品が米雑誌「TIME」の今月の表紙になり話題を呼んでいる。
 砂像制作は「東松島サンドアートプロジェクト」として、市民団体などが地元の子どもらに芸術に触れる機会をつくろうと企画した。
 完成イベントは午後1時半から。高校生以下を対象に砂のアートを体験できるワークショップを開く。先着順で定員は40人。連絡先はキボッチャ0225(25)7319。


関連ページ: 宮城 社会

2019年09月27日金曜日


先頭に戻る