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動物園と水族館のお医者さんになろう! 岩手大動物病院に専門診療科開設

ゴマフアザラシを診察する獣医師ら=盛岡市の岩手大農学部付属動物病院

 岩手大は、農学部付属動物病院(盛岡市)に動物園や水族館の展示動物専門の診療科を開設した。旭山動物園(北海道旭川市)に獣医師として勤務した経験を持つ福井大祐准教授を中心にチームで治療に当たる。
 これまで男鹿水族館GAO(男鹿市)の依頼で食欲不振のゴマフアザラシを診察。食道がんを患っていることを突き止めた。このほか東北各地の動物園や水族館の依頼でニホンイヌワシ、フンボルトペンギンなど4匹の手術や検査を行った。
 福井准教授によると、動物園などに勤務する獣医師は1施設当たり1、2人というケースが大半。欠員が生じた場合のみ補充されるので知識が継承されにくいという。
 開設は4月。要望があれば往診にも対応する。展示動物を治療できる獣医師の育成にも力を入れる。山崎真大(まさひろ)院長は「外科、繁殖などさまざまな専門の獣医師がいるのが大学病院の強み。治療経験のない動物も知恵を出し合って治療法を探りたい」と話す。


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2019年09月27日金曜日


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