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<宮城野ウイーク>撮ラベル/梅田川の自然 戻った清流 命きらめく

多くの生き物が憩う梅田川。(写真左上から時計回りに)川沿いの木の上で羽を休めるダイサギ。夕日に染まる川面。カワトンボ科のハグロトンボ。岸辺でくつろぐカルガモ。花の密を吸うキアゲハ(中央)

 工場や住宅が密集する仙台市宮城野区内を流れ、七北田川と交わる梅田川。騒がしさを逃れ川岸を歩くと澄んだ空気が胸に広がる。
 せせらぎの上に昆虫たちが飛び交い、鳥たちは川岸に憩う。流れの先に見つけたのはさまざまな生き物たちの命のきらめきだ。
 豊かな自然が広がる梅田川だが、かつては排水が流れ込み悪臭を放っていた。
1960年代、流域の住民が川の清掃や水質浄化に取り組んだ結果、徐々に清流を取り戻した歴史がある。
 梅田川浄化会代表の池田友信さん(77)は「市民が一体となった取り組みが今の環境につながる。次世代に残さなければ」と話す。
 川面で見かけるカワトンボは自然環境を計る物差しだ。住民有志が整備した花壇の花には蜜を求めてチョウが集まる。家々に明かりがともるころ、サギも木の上で羽を休めていた。
 人々の暮らしと生き物たちが緩やかに交わる梅田川。地域の歴史を包み込むように川は流れる。


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2019年09月28日土曜日


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