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東北の企業で内定式 「高い志とチャレンジ精神を胸に」

引き締まった表情で社長の話を聞くキオクシア岩手の内定者=岩手県北上市

 東北の各企業は1日、2020年春に入社予定の大学生、大学院生らの内定式やセミナーを開いた。人手不足が深刻化する中、フレッシュな働き手に企業が寄せる期待は大きい。内定者も意欲を新たにした。

 岩手県北上市で工場整備を進める半導体大手キオクシア(旧東芝メモリ、東京)の現地子会社キオクシア岩手は、市内で内定式を開き、内定者44人が出席した。
 米倉明道社長は「四日市工場(三重県)に次ぐ量産拠点として期待は大きい。『この領域は負けない』という何かを持って入社してほしい」と呼び掛けた。来春の新卒採用は195人を計画。高卒は76人に内定を出し、募集を続ける。
 東北電力の内定式は仙台市青葉区の本店であり、168人が出席。山本俊二取締役常務執行役員は20年4月の送配電部門の法的分離に触れ「電気事業に対する使命感と誇り、変革への挑戦を胸に刻み、未来を切り開いてほしい」と述べた。
 仙台銀行が青葉区の本店で開いた内定式には37人が出席した。人口減少と長引く低金利で金融機関の経営環境は厳しい。東北学院大4年粟野恵理奈さん(22)は「経営者の声を身近に聞いて支援する融資渉外に魅力を感じる。業界の今後に不安もあるが地元に恩返ししたい」と語った。
 アイリスオーヤマは東京都内で内定式を開き、過去最多となる内定者208人が出席。女性活躍推進の一環で昨年比2倍以上の女性78人を採用した。大山晃弘社長は「常に自己変革し、素晴らしい人材になってほしい」と激励。早大4年鈴木かれんさん(21)=仙台市出身=は「高い志とチャレンジ精神を胸に全力で取り組む」と決意を述べた。
 日本旅行業協会東北支部が仙台空港で開いた合同セミナーには、宮城、山形の旅行会社8社の内定者ら30人が参加。日本旅行東北(仙台市)に入社予定の東北大4年村上綾さん(22)は「来春からの仕事を身近に感じられた」と話した。


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2019年10月02日水曜日


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