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登米市贈収賄、元営繕課長に有罪判決 建設会社元社長も 仙台地裁

 登米市発注工事を巡る贈収賄事件で、加重収賄罪などに問われた同市元営繕課長小野寺友生(57)=登米市南方町=、贈賄罪などに問われた同市の建設会社「共立」元社長鈴木久也(63)=同市登米町=両被告の判決で、仙台地裁は2日、小野寺被告に懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金120万円(求刑懲役2年6月、追徴金120万円)、鈴木被告に懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。(14面に関連記事)
 大川隆男裁判長は「入札への社会の信頼を大きく損なった」と強調。小野寺被告には「賄賂欲しさに積極的に犯行に及び、根本的に公務員の倫理観を欠いた」、鈴木被告については「会社の利益を上げるという動機から他社を巻き込み、不正の温床を育んだ」と指摘した。2人が反省の意思を示していることなどから執行猶予とした。
 判決によると、小野寺被告は営繕課長だった2017年11月〜18年2月にあった迫児童館新築工事などの条件付き一般競争入札3件の設計価格を鈴木被告に伝達。うち2件で共立などが落札した見返りとして、鈴木被告が小野寺被告に現金計約120万円を渡した。
 登米市は2日、小野寺被告を懲戒免職とした。管理監督責任として当時の建設部長男性(58)を減給10%(1カ月)とした。市は熊谷盛広市長の給料を減額する条例案を市議会12月定期議会に提出する方針。


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2019年10月03日木曜日


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