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六ケ所村再処理工場審査で規制委が現地調査 断層評価を検証

現場で疑問点を確認する石渡委員(右)

 原子力規制委員会は3日、日本原燃が稼働を目指す使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の新規制基準への適合性審査の一環で、現地調査を開始した。初日は敷地近くの活断層「出戸西方断層」周辺の地質などを確認した。調査は4日まで行う。
 出戸西方断層の長さを11キロとした原燃の評価の妥当性を調べるのが目的。地震・津波分野の審査が担当の石渡明委員と原子力規制庁の職員11人が訪れ、地層が表に出ている「露頭」やボーリング調査の実施場所など9カ所を見て回った。
 原燃の担当者は、原燃が示す出戸西方断層の北側に位置する段丘面の地形や、南側にある地層がおわん型に変型した「向斜(こうしゃ)構造」に活動性がないことを改めて強調。規制委側は、審査会合で示されたデータと相違がないかなどを確かめた。
 調査後、石渡委員は「だいたいは(原燃の)調査結果で納得できたが、いくつかの疑問点を指摘した」と説明。次回以降の審査会合で、データの拡充を求める可能性も示唆した。
 地震・津波分野での現地調査は2014年12月以来2回目。4日は、原燃が実施したボーリング調査の試料を確認する。


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2019年10月04日金曜日


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