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カニ風味かまぼこ、復興の味 宮城・女川の水産加工会社が来年新工場 地元中心に40〜50人雇用

来年5月にカニ風味かまぼこの生産を始める女川伊勢工場のイメージ

 米国シアトルの大手水産食品「トライデント・シーフード」とかまぼこ製造「高政」(宮城県女川町)が共同出資した水産加工会社「万石の粒」(同)が、国内外で人気が高まっているカニ風味かまぼこを生産する新工場を宮城県女川町に建設する。来年5月の稼働を目指す。
 アラスカ産スケトウダラと、高政が製造した三陸産スケトウダラのすり身を原料に使用する。価格帯別に約10種類の商品を年間計3000トン生産する計画。地元を中心に40〜50人を雇用し、東日本大震災の被災地の復興に貢献する。
 工場名は女川伊勢工場。同町伊勢地区の町有地約7500平方メートルを借り、6月に着工した。鉄骨平屋一部2階で、延べ床面積は3935平方メートル。1階に生産ラインを置く。来年4月に完成し、同年5月に生産を始める。トライデントシーフード・ジャパン合同会社(東京)が販売する。
 万石の粒によると、カニ風味かまぼこは健康志向の高まりなどで国内外で需要が伸びており、国外では年間50万トン以上が消費されている。
 同社は2014年7月の設立。高政の空き工場を改修し、タラコやめんたいこの商品を生産している。高城俊博常務(51)は「新工場で品質の良い原料を使った高品質のかに風味かまぼこを生産する。雇用も増やし、地域の活気を取り戻したい」と話した。


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2019年10月05日土曜日


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