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鯨のまち牡鹿 再興へ 新拠点「ホエールタウンおしか」一部開業

飲食店や土産店など7事業者が店を構える観光物産交流施設「cottu」

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市牡鹿地区に4日、新拠点エリア「ホエールタウンおしか」が一部開業した。国内屈指の捕鯨基地として栄えた地域にとって、復興加速の足掛かりとなる。
 同エリアは3施設で構成。観光物産交流施設「cottu(こっつ)」には鯨料理を提供する飲食店や鯨歯工芸の土産物店など7事業者が入る。地域の自然や暮らしを紹介する牡鹿半島ビジターセンターは環境省が整備した。来春、津波で全壊した「おしかホエールランド」が再開する予定。
 現地であった式典には約100人が出席した。亀山紘市長は「にぎわいを取り戻し、観光や商業の振興、来訪者との交流促進を期待する」とあいさつ。地元小学生が大漁旗を掲げ、太鼓演奏で門出を祝った。
 エリアの指定管理者となる一般社団法人鮎川まちづくり協会の斎藤富嗣代表理事は「住民を巻き込んで地域を盛り上げていくことが大切。これからが正念場だ」と力を込めた。
 震災による牡鹿地区の死者・行方不明者は119人(8月末現在、関連死含む)。人口は震災前の約4300からほぼ半減した。


2019年10月05日土曜日


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