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青森の高2自殺 いじめメモを父親公表 学校側「冗談の範囲」と説明

同級生のメモの一部。「死ね」の前に男子生徒の名前が書かれていた(写真は一部加工しています)

 青森県野辺地町の私立八戸学院野辺地西高2年の男子生徒=当時(17)=が1月に自殺した問題で、父親(57)が4日、同県東通村の自宅で河北新報社の取材に応じた。同級生が「死ね」と書いたメモを示し、「いじめがあったと思う」と訴えた。学校側は「冗談の範囲」と説明している。
 メモはノートを切り取った1ページ分で男子生徒の教科書に四つ折りになって挟まっていた。同級生がプライベートに関する質問を3問出し、男子生徒が答える内容だった。
 「どうしてそんなにすぐ病むんですか?」の問いに、男子生徒は「メンタル弱いから」と回答。同級生が赤ペンで丸を付け、その下に「死ね〓」と書かれていた。そのほかは入試や共通の知人に関する質問だった。父親は「メモ1枚だけ見てもいじめがあったと思う。真実が知りたい」と話した。
 父親によると、男子生徒は活発で思いやりがあり、父の仕事を継いで漁師になるのが夢。学校が休みの日にはイカ漁やウニ漁、コンブ採りを手伝っていた。
 年が明けてすぐに様子がおかしくなり、ごみ捨てや船の見回りにも父親と一緒に行った。「赤ちゃん返りでもしたのかと思っていた」と振り返る。
 男子生徒が亡くなったのは冬休み明けの登校日の未明。母親が前の晩に「脚が痛い」とマッサージをせがむと「うるさい」と言って自分の部屋に入ったが、しばらくすると戻ってきて、ベッドで母親の脚をさすり「やっと寝たよ」と父親に話したのが最後の会話だった。
 学校は、父親に「いじめは確認できなかった」と説明。父親の求めで8月に第三者委員会を設置し、来年1月までに最終報告をまとめる方針を示している。

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2019年10月05日土曜日


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