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ウイスキー 秋田の水で ドリームリンクが工場候補地を公募

ウイスキー工場のイメージ図を掲げて説明する村上社長(右)と佐藤さん

 外食チェーン「ドリームリンク」(秋田市)は、参入を計画するウイスキー製造事業について、本州最北となる工場の候補地を秋田県内の自治体から公募する。村上雅彦社長が4日、県庁で記者会見を開き、構想を明らかにした。
 県内の市町村から今月半ばまでに意思表示を募り、11月下旬までに候補地を3カ所に絞る。来年1月20日ごろに最終決定する。名乗りを上げた自治体には地下水の水質検査費用を負担してもらう。
 原酒の生産量は年間約2万1000リットル。工場には、大きい物で高さ6メートルほどのポットスチル(単式蒸留釜)を大小2基設置する。
 当初、子会社の「千歳盛酒造」(鹿角市)で製造する予定だったが、蔵の高さが足りず断念。同市の廃校舎の活用も検討したが、よりウイスキー造りに適した水を求めて候補地を広く募ることにした。
 既存の建物を活用する場合、2020年12月に稼働させる。村上社長は「工場は地域の観光施設になる。(公募で)製品化まで当初の予定より1年遅れるが、工場の物語づくりに最大限の努力を払いたい」と強調した。
 帝国ホテルのチーフバーテンダーを23年間務め、現在は秋田市でバーを経営するオーナーバーテンダー佐藤謙一さん(71)が監修に関わる。会見に同席した佐藤さんは「長期熟成する上で水は重要な要素。硬水に近い軟水があればいい」と述べた。
 ドリームリンクは昨年5月から、秋田県総合食品研究センターとウイスキーの商品化に取り組んでいる。


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2019年10月05日土曜日


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