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北斗医学賞に東北大助教の河部氏 T細胞の機能発見

河部剛史氏

 東北の若手医学研究者の功績をたたえる第9回「石田・海老名記念北斗医学賞」に東北大大学院医学系研究科の河部剛史助教(36)が選ばれ、仙台市内のホテルで5日、授賞式があった。
 河部助教は、免疫を担うT細胞の一種「MP細胞」が元々体内にあるタンパク質に反応して活性化し、不特定の病原体に機能することを発見した。T細胞は病原体に反応して初めて活性化し、その病原体だけに機能すると考えられてきた。
 免疫が自分の体を攻撃する自己免疫疾患の原因やエイズの病態の解明、免疫療法への利用につながることが期待されるという。
 選考委員の佐竹正延仙台赤門短大学長は「大きな発見で感銘を受けた」と評価。河部助教は「医学的に重要な課題の解決につながる可能性がある。これからさらに研究を発展させたい」と述べた。
 同賞は、若手医学研究者の育成を目的に公益財団法人仙台微生物研究所(青葉区)が2011年に創設。海老名卓三郎代表理事ら7人の選考委員が毎年、微生物や免疫の分野で優れた業績を上げた50歳以下の研究者を対象に選んでいる。


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2019年10月06日日曜日


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