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仙台市地下鉄、バス、病院の赤字拡大 減価償却重い負担 18年度公営事業決算

 仙台市は2018年度の公営事業の決算と実績をまとめた。地下鉄、バスの交通2事業と病院事業が純損失を計上し、累積赤字が拡大した。ただ、バス事業は資金不足比率が低下するなど、経営状況に一部改善が見られた。水道、下水道、ガスの3事業は純利益を確保し、黒字を維持した。

■地下鉄
 
 東西線の利用が増え、乗車料収入は前年度比2.2%増の157億6166万円。減価償却費や企業債の支払利息が大きく、18億9666万円の純損失を計上した。赤字は3年連続で累積額も拡大した。

■バ ス
 
 運賃改定の影響で乗客数は0.6%減ったものの、乗車料収入は64億7019万円と0.1%増えた。1億1732万円の純損失を計上し、12年連続の赤字決算となったが、便数調整で経営効率化を図り、前年度より70.8%も圧縮した。資金不足比率は6.5%となり、2.9ポイント改善した。

■水 道 

 マンション建設で水道加入金が伸びたほか、企業債の支払利息などが減少し、4年連続の黒字。純利益は34.0%増の39億4388万円を計上し、累積黒字は68億8755万円に拡大した。

■下水道 

 東日本大震災の復旧工事の縮小に伴い、国の交付金が減少し、特別利益が33.7%のマイナス。純利益は19億9376万円と16.9%減り、累積黒字が43億9427万円に半減した。

■ガ ス 

 5年連続の黒字で、累積赤字を20億円余り圧縮した。ガスの販売量は0.8%減少したが、販売単価の上昇で売り上げが伸び、経常費用の増加を上回った。

■病 院 
 患者数は延べ約37万7000人で1.5%増加し、医業収益が6.2%伸びた一方、14年11月の移転に伴う新病棟建設の減価償却費が大きく、2年連続の赤字決算となった。


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2019年10月06日日曜日


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