宮城のニュース

藩主ゆかり 趣を堪能 江戸期の旧書院「勝画楼」 宮城・塩釜で修繕後初の一般公開

内部を見学する参加者

 宮城県塩釜市に残る、仙台藩主ゆかりの江戸期の旧書院「勝画楼(しょうがろう)」で5日、内部見学会があった。応急修繕工事後、初めての一般特別公開で、歴史好きやかつて利用したことがあるという市民らが訪れた。
 内部見学会は2回行われ、それぞれ事前に予約した20人が参加した。初回は市教委の担当者が「画に勝る」という名前の由来となった当時の眺望の素晴らしさ、崖にせり出す「懸造(かけづくり)」の構造などを説明した。
 歴代仙台藩主を迎えた懸造上部の東向(ひがしむき)書院について「使っている部材がぜいたく。床板も貴重な物だ」と紹介。参加者は明治天皇巡幸時に増築した部屋や料亭として使われた部分も見学した。
 参加者からは「もっと公開してほしい」などの声が出た。市教委は「本格公開はまだ先だが、機会を捉え対応したい」と応えた。
 20代半ばに茶会で利用したという塩釜市の無職原田照子さん(73)は「懐かしくて参加した。見学し貴重な建物だと知った。これからが楽しみだ」と話した。
 見学会は開催中の「みなと塩釜・ゆめ博」の一環。6日にもあるが既に定員に達している。外観見学は14、22日にNPO法人「NPOみなとしほがま」が案内する「まちあるき」でも予定している。


関連ページ: 宮城 社会

2019年10月06日日曜日


先頭に戻る