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1000年に1度の大雨へ備え 仙台市「防災タウンページ」全世帯・事業所に配布

全世帯・事業所に配布された19年度版「仙台防災タウンページ」

 仙台市は2019年度版「仙台防災タウンページ」を市内の全世帯・事業所に配布した。「1000年に1度」の大雨を想定し、全8河川の洪水と土砂災害のハザードマップを掲載。一人一人が時系列で避難行動を定める「マイ・タイムライン」の作成方法も新たに載せるなど内容を充実させた。
 B5判47ページ。NTTタウンページ(東京)が約60万部を発行し、同社が9月上旬から順次、電話帳のタウンページと一緒に配布した。市は内容を監修した。
 ゲリラ豪雨の急増で15年に水防法が改正され、大雨の想定が「30〜150年に1度」から「1000年に1度」に変わったことを踏まえ、市はハザードマップの改訂を進めてきた。
 19年度版は、旧笊川と広瀬川の一部の内容を更新し、全8河川の改訂が完了した。旧笊川と広瀬川の流域では家屋倒壊、建物の2階以上が浸水する恐れのある「早期の立ち退き避難が必要な区域」が拡大した。
 昨年7月の西日本豪雨を受け、今年5月に運用が始まった大雨・洪水の「警戒レベル」も解説する。災害の危険度を5段階で示し、気象庁の防災気象情報、自治体の「避難勧告」などの情報とともに発信する。
 マイ・タイムラインは家族構成か生活環境に応じ、各自で作成する避難計画。警戒レベルに応じて自宅周辺の浸水リスク、避難先、情報の収集手段などを確認する仕組みで、専用シートと記載例を盛り込んだ。
 防災タウンページは17年に市と同社が締結した協定に基づき、電話帳の別冊として、年1回発行する。ハザードマップ、マイ・タイムラインは市ホームページに電子版を掲載している。
 市減災推進課の担当者は「普段から手に届く場所に置いておき、大雨など災害が迫った場合に避難先の確認、避難行動に役立ててもらいたい」とPRする。
 連絡先は同課022(214)3048。


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2019年10月07日月曜日


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