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大観の富士に「余白の美」青森・弘前で日本画展

横山大観の「不二霊峰」などが飾られている作品展

 明治から昭和にかけて活躍した日本人画家の作品を紹介する企画展「近現代日本画の軌跡」が、弘前市立博物館で開かれている。繊細な筆致と鮮やかな色使いで描かれた風景画や美人画など78点を集めた。11月4日まで。
 縦約1.7メートル、横約7.1メートルの「不二霊峰(ふじれいほう)」は、富士山の作品を数多く手掛けた横山大観の代表作の一つ。一面に金箔(きんぱく)を貼ったびょうぶに富士山と松林だけを描いた。余計な描写を極力省くことで、日本画の特徴でもある「余白の美」を生かした作品に仕上げた。
 着物姿のあでやかな女性3人が登場する「三美人之図」は、美人画家として名高い上村松園の作品。それぞれ世代間の異なる女性を描き、女性の一生を表現したという。
 観覧に訪れた弘前市の主婦菊池久子さん(78)は「画家の色彩感覚が豊かで、きれいな作品ばかり。中でも美人画は一級品だと思う」と話した。
 開館は午前9時半〜午後4時半。観覧料は一般800円、高校・大学生400円、小中学生200円。


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2019年10月07日月曜日


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