山形のニュース

世界のリアル170本上映「山形国際ドキュメンタリー映画祭」10日開幕

映画祭のポスター

 世界のドキュメンタリー映画を集める「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」が10日、山形市中央公民館やフォーラム山形など市内6会場で開幕する。審査員がグランプリを選出する2部門など、8日間で約170本を上映する。17日まで。
 「インターナショナル・コンペティション」では、選考委員による事前審査で15作品を選出。反政府武装勢力タリバンから死刑宣告を受けたアフガニスタンの映画作家夫婦の逃亡記録「ミッドナイト・トラベラー」(アメリカなど、ハサン・ファジリ監督)や、従来の価値観や生活様式を守りながら暮らす人々の村を観察したフレデリック・ワイズマン監督の「インディアナ州モンロビア」(アメリカ)などが選ばれた。
 アジアの新進気鋭の作家を集めた「アジア千波万波」では21作品をノミネート。紛争で孤立した少数民族の居住地域に医療を届けるプロジェクト・チームを描いた「山の医療団」(ベトナムなど、ジジ・ベラルディ監督)などを上映する。
 武力衝突が絶えず、観光客が立ち入れないインド北東部を描いた作品や、国による情報統制のため世界でもほとんど上映されたことのないイラン映画も公開される。上映終了後には映画監督によるトークセッションもあり、製作の裏側や意図などを聞ける。
 映画祭のメインポスターは、東北芸術工科大グラフィックデザイン学科3年の佐藤朝香さん(21)=仙台市泉区=がデザインした。
 主催するNPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭の日下部克喜事務局長は「シリアスなものだけでなく、日常をユーモラスに取ったものなど多種多様な作品がそろっており、誰にでも楽しんでもらえる。世界中から愛好家が集まる映画祭の雰囲気を味わってもらいたい」と話す。
 入場券は前売り1回券1100円(当日1300円)、共通鑑賞券1万1000円(1万4000円)。高校生以下は学生証を提示すれば無料。連絡先は事務局023(666)4480。


関連ページ: 山形 社会

2019年10月07日月曜日


先頭に戻る