山形のニュース

看護学校の設立断念 地元医師会が協力拒否 新庄市

 山形県新庄市が2022年4月開校を目指していた市立看護専門学校(仮称)について、市は7日、計画を断念すると発表した。山尾順紀市長は会見で「新庄市最上郡医師会から計画を凍結・撤廃すべきだとの見解が示された。医師会の協力という大前提が崩れた」と語った。
 計画を巡っては市議会の賛否が割れており、今年3月と6月の定例会で関連予算が認められなかった。先月行われた市長選でも最大の争点となり、山尾市長が55票の小差で反対派の新人候補を下した。
 医師会の見解は、市長選後の理事会で決議された。学校運営費の年間8000万円の赤字や学生確保の問題などを挙げ「市長選の反対票が約半数を占め、市民が看護師養成所を要望していると思えない」と指摘。開校後の講師派遣などの協力を拒む内容で、7日に市に文書で提出された。
 山尾市長は「議会と議論を尽くし、関連費用を来年度予算に盛り込むのが最善と考えていた。計画に賛成してくれた市民に大変申し訳ない」と語った。
 市が既に取得した市中心部の建設予定地は、町のにぎわい確保のために活用していく方針。教員候補として今春採用した4人の職員については、個別に今後の対応を検討するという。


関連ページ: 山形 政治・行政

2019年10月08日火曜日


先頭に戻る