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<東京五輪・パラ>都市ボランティア始動 福島の153人がチラシ配りや誘導

チラシを配る都市ボランティアの伊藤さん=5日、福島県営あづま球場

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、福島県の都市ボランティアが活動を始めた。5、6日に福島市の県営あづま球場であった女子ソフトボールのテストイベントで153人がチラシ配りに挑戦。来年7月の本番まで研修を重ね、おもてなしの姿勢を学ぶ予定だ。
 「ボランティアは初めて。慣れない仕事なのでドキドキするね」。5日午前、あづま球場の入り口付近で市内の会社員伊藤省三さん(61)が五輪イベントを紹介するチラシを来場者に手渡した。
 各地のマラソン大会出場が趣味で、給水のボランティアとの触れ合いが縁で応募した。「今までお世話になった方々への感謝を込めて活動したい。福島を訪れる人に、復興が進む今の姿を見てほしい」と話す。
 あづま球場では来年7月22、23日にソフトボール、同29日に野球の五輪競技が行われる。都市ボラは会場周辺での案内業務などが仕事で、県内外の2249人が応募。本格的な研修は11月に始まるが、今回は県が応募者の中から希望者を募って実施した。
 そろいのオレンジ色のビブスを着用し、来場者の誘導にも取り組んだ。初心者が多かったようで、県五輪・パラリンピック推進室の担当者は「ボランティアとしての自覚と意識を持ってもらうきっかけになった」と語る。
 都市ボラは一流選手のそばで活動できる大会ボランティアと違い、業務が「地味」という声もある。初心者に意義を伝え、どう前向きに取り組んでもらえるかが課題になる。
 都市ボラのリーダー役を務めるNPO法人うつくしまスポーツルーターズ(福島市)の渡辺武広理事は「大事なのはボランティア自身が楽しむこと。さまざまな人々と出会えるワクワクを実感してもらいたい」と話す。


2019年10月08日火曜日


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