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大熊の復興、冊子で発信 福島・あぶくま信金が町と協定

協定書を手に握手する太田理事長(右)と渡辺町長

 あぶくま信用金庫(福島県南相馬市)は9日、福島県大熊町と総合連携協定を締結した。信金は協定に基づき、東京電力福島第1原発事故からの復興に取り組む福島の現状などを伝える冊子を作り、全国の信金の顧客となる中小企業に向けて情報発信する。
 冊子には、原発事故に伴う避難指示が4月に一部地区で解除された大熊町をはじめ、相双地区などの8市町村長が登場するメッセージ動画のQRコードを添付。渡辺利綱町長は全町避難の苦労、支援に対する感謝、復興への第一歩を踏み出した思いなどを約6分の動画で語り掛けている。年度内に完成させ、全国の信金に送付するという。
 全国の信金ネットワークを活用し、顧客の中小企業経営者や信金の役職員を対象にした被災地視察ツアーも企画し、風評払拭(ふっしょく)、風化防止につなげる。
 町役場であった締結式で太田福裕理事長は「全国の中小企業経営者に大熊に足を運んでもらいたい。学ぶことがあると思う」と強調。渡辺町長は「全国からの支援に感謝するとともに復興へ向けて頑張っていることを届けたい」と話した。


2019年10月10日木曜日


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