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定川大橋が復旧 石巻−東松島の物流強化に期待

開通式後に渡り初めをする幼稚園児ら

 石巻、東松島両市の工業地域を結び、東日本大震災で大規模被災した定川(じょうかわ)大橋の復旧工事が完了し、10日に開通した。震災後、一時寸断された石巻工業港への交通網が完全復活し、石巻圏域の物流強化が期待される。
 県道石巻工業港矢本線に架かる定川大橋は鋼製の桁橋で長さ165メートル、幅11メートル。片側1車線で南側に幅3メートルの歩道を設けた。河川堤防の完成で旧橋より3.6メートル高くなった。県が整備し、事業費は45億円。国の災害復旧事業費を充てた。
 旧橋は津波で流された建造中の船が衝突し、橋桁が流失した。2011年10月に現在の仮橋を設置。旧橋は撤去され、14年11月に橋脚の基礎工事を開始した。
 10日に現地で開通式があり、約50人が出席。テープカットで開通を祝った。県の門脇雅之土木部長は「安全で安心な交通が確保されることで石巻圏域の復旧、復興の大きな弾みになる」と村井嘉浩知事のあいさつを代読した。
 会場では矢本二中の生徒や矢本はなぶさ幼稚園の園児が書いた橋名板4枚の除幕式があり、式典後に約60人の園児らが渡り初めをした。
 県によると、東部土木事務所管内で被災した橋は31橋。残る5橋で復旧工事が進む。県内では被災した123橋中、残る12橋が来年度中に完成する予定。


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2019年10月11日金曜日


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