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「ミスター半導体」の功績たどる 県庁で西澤潤一氏企画展

 半導体の世界的権威で、昨年10月21日に92歳で亡くなった西澤潤一元東北大総長の功績を振り返る企画展「西澤潤一と東北大学」が、宮城県庁18階の県政広報展示室で開かれている。11月1日まで。
 東北大総合学術博物館(青葉区)などが所蔵する研究資料や関連書籍が並ぶ。研究者と教育者の両面から西澤氏をしのぶことができる。
 学生時代に自作した電子管の実物や1982年に製作した発光ダイオード(LED)信号機の試作品のほか、歴史的にも資料価値が高いとされる点接触トランジスタを展示。研究の道に進むまでの生い立ちもパネルで紹介する。
 西澤氏は、半導体材料の完全結晶技術や光通信に必要な3要素の発案など、現在の半導体工学の礎を築いた。東北大では後進の育成に力を注ぎ、研究所は「西澤道場」と呼ばれた。名誉県民、仙台市名誉市民でもある。
 東北大総合学術博物館の鹿納晴尚技術職員は「先駆的な研究は長い間評価されなかった。今の情報化社会に欠かせない技術がどうやって発明されたのか、その一端を知ることができる」と見どころを話す。
 午前9時半〜午後4時。入場無料。土日祝日は閉庁日のため入場不可。連絡先は同博物館022(795)6767。


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2019年10月13日日曜日


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